京都フュージョニアリング(KF)は2026年8月12日、米オークリッジ国立研究所(ORNL)と共同で、増殖ブランケットを実証する施設「UNITY-3」を米国テネシー州オークリッジに建設し、米国拠点を同地へ移転すると明らかにしました。増殖ブランケットは核融合炉内で燃料となるトリチウムを生み出す要素で、商用D-T核融合発電に不可欠です。

UNITY-3では、加速器方式による大容積のD-T核融合中性子源を用い、実機相当の条件を核的に模したブランケットで中性子スペクトルやトリチウム生成量を測定して性能を検証します。得られたデータは、設計に使うシミュレーションコードの妥当性確認にも用い、業界共通の技術リスク低減につなげます。

背景には、核融合分野への民間投資が累計120億ドル超、直近1年でも35億ドル以上に拡大する一方で、増殖ブランケットと燃料サイクルの技術成熟度が低く、単一企業の垂直統合ではコスト・日程・技術面の負担が大きいという課題があります。KFは段階的試験プログラム「UNITY」で、京都のUNITY-1(稼働中)やカナダのUNITY-2(開発中)と役割分担する構想です。

今後は、米エネルギー省(DOE)の優先事項とされる領域として、テネシー州の投資基金やDOE支援も踏まえ、炉形式を問わないオープンな試験基盤として整備を進めます。米国拠点移転により、東テネシーでのサプライチェーン強化や人材育成、部品・エンジニアリングサービス供給の拡大が焦点になります。

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詳細URL https://kyotofusioneering.com/news/2026/01/29/3678

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