岡山大学は、アミノ酸の右手型・左手型(鏡像異性体)の違いに敏感な「キラル光」を、単一の金ナノアンテナ内の分子サイズの一点に生成し、超高速でON/OFFや左右回り(キラリティ)を切り替えられることを実証したと発表しました。発表は2026年3月23日1時05分で、研究拠点は岡山市北区の岡山大学津島キャンパス内・異分野基礎科学研究所です。

研究は岡山大学の三澤弘明教授(特任)らに加え、中国の東南大学、北京大学との国際共同研究として行われました。成果は米国化学会(ACS)の学術誌「ACS Nano」に2026年2月28日付でオンライン掲載され、DOIは10.1021/acsnano.5c15772、研究費は科研費 基盤研究(S)(JP23H05464)とJ-PEAKS(JPJS00420230010)の支援を受けています。

手法は、同じ超短パルス光を2本に分けて単一の金ナノアンテナへ照射し、2つの光の到達時間差をわずかに変えることで、モード干渉を利用してナノスケール一点に生じるキラルな光源をON/OFF・反転制御するものです。これにより、従来難しかった「分子サイズへの局在」と「超高速切替」の両立に道筋を示しました。

鏡像異性体の識別や反応制御は医薬・材料・生命科学で重要であり、今後は超小型・超高速の光スイッチやキラル分子の高感度センシング、キラル発光制御などへの展開が期待されます。

【関連リンク】
詳しい研究内容(PDF):https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20260311-1.pdf
岡山大学 リリースページ:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1509.html
岡山大学異分野基礎科学研究所:http://www.riis.okayama-u.ac.jp

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PRTIMES

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