チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2026年3月26日、従業員のAI利用からAIアプリ、AIエージェントまでを可視化・統制・保護する統合AIセキュリティ基盤「AI Defense Plane」を発表しました。AIネイティブセキュリティエンジンは100以上の言語に対応し、適応型保護は50ミリ秒未満で応答するとしています。
背景には、エージェント型AIが自律的にデータへアクセスし、外部ツールを使って行動できるようになったことで、「生成内容」よりも「実行できること」に起因するリスクが増えている点があります。Check Point Research(CPR)の分析では、機密データ漏洩リスクがあるプロンプトは31件に1件(3.2%)で、生成AIツール利用組織の90%で高リスクなプロンプト活動が確認されたといいます。
基盤はThreatCloud AIに、買収したLakeraとCyataの技術を組み合わせ、検出、ガバナンス(利用ルールの管理)、可観測性(挙動の見える化)、ランタイム制御(実行時の制御)、継続的検証を統合します。提供モジュールは、従業員の利用を扱う「Workforce AI Security」、アプリとエージェントを対象にする「AI Application & Agent Security」、攻撃視点で点検する「AI Red Teaming」の3つです。CPRによれば、従業員が使う生成AIツールは平均約10種類、プロンプトは月に69件で、全プロンプトの16%に潜在的に機密性の高い情報が含まれ得るとしています。
同社はAI Defense Planeを自社ポートフォリオ内で利用可能とし、Workforce AI SecurityとAI Application & Agent Securityは同時に提供開始、AI Red Teamingは一部顧客向けに提供開始としています。今後は、エージェントの実運用拡大に伴い、実行時の統制と継続検証を組み込んだ運用設計が重要性を増しそうです。
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詳細URL: https://www.checkpoint.com/press-releases/check-point-launches-ai-defense-plane-to-secure-the-agentic-enterprise-at-scale
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