ユニセフは2026年5月5日、すぐに食べられる栄養治療食(RUTF)が1996年の開発から30年を迎えたとして、重度の消耗症(重度の急性栄養不良)の治療成果を整理し、予測可能で途切れのない供給確保が必要だとニューヨークで示しました。重度の消耗症の子どもの回復率は90%近くに達するとしています。

重度の消耗症は、十分に栄養を摂っている子どもに比べ死亡リスクが12倍とされます。現在、消耗症の子どもは4,280万人、うち重度は1,220万人で、治療の継続性が課題です。ユニセフは2025年に2億5,500万人を検査し、900万人以上を治療したとしています。

RUTFはピーナッツ、脱脂粉乳、油、砂糖に必須ビタミン・ミネラルを加えた治療食で、92グラムの小袋1袋あたり500キロカロリー、保存可能期間は24カ月です。合併症のない重度の消耗症を地域で外来治療でき、入院への依存や家族負担、二次感染リスクの低下につながるとされ、2003~2025年に計87億袋が調達・配布されました。

一方で紛争や気候ショック、資金制約が深刻化するなか、供給網の混乱に耐える体制整備とコスト削減、治療用ミルクも含む栄養治療の拡充が重要だとしています。ユニセフは供給元21社のうち18社が高発生国・周辺国に拠点を置くとし、必要な子どもが治療用食品を途切れず利用できる環境づくりが今後の焦点になると述べました。

【関連リンク】
動画(日本語字幕付き)「栄養治療食~子どもたちの命を守る希望の袋~」 https://youtu.be/lXQmULUjVEs
動画(日本語字幕付き)「栄養治療食の生産現地化で実現できることとは?」 https://youtu.be/BokhEIXOMZU
共同声明(2007年・英語) https://www.unicef.org/documents/who-wfp-scn-and-unicef-joint-statement-community-based-management-severe-acute
ユニセフ栄養戦略 2020–2030(英語) https://knowledge.unicef.org/child-nutrition-and-development/resource/unicef-nutrition-strategy-2020-2030
日本ユニセフ協会 https://www.unicef.or.jp

AI生成記事のため誤りを含む場合があります

PRTIMES

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