ソーシャス(東京都中央区)は4月26日、東京ガーデンテラス紀尾井町の紀尾井カンファレンスで、招待制サミット「Tech for Impact Summit 2026」内の非公開円卓「Strategy Dialogue」を実施しました。量子計算の見立てが従来の「10〜15年後」から「5年後」へ前倒しし得ることや、米国で耐量子暗号(PQC)移行が「2035年まで」に期待されている点などを共有しました。
議論では「Qデイ」(量子計算が既存暗号を現実的に破り得る転換点)を想定し、移行期の攻撃リスクも論点になりました。誤り耐性量子計算(FTQC)時代の実用的アルゴリズムは「5〜8年先」と整理され、米国大手ハイパースケーラーが「2029年ごろ」を実用期として前倒しで見るとの言及もありました。
技術面では、アルゴリズム進歩で利用可能な規模が「約10量子ビット→約100量子ビット」に広がった事例が示されました。投資面では日本の量子投資が前年比「約10倍」、規模は「数十億ドル」とされ、日本が「部材インフラ」で果たす役割や、国内能力構築と輸入の配分が焦点になりました。あわせて、特別アクセス・プログラムが公開配備に「10〜30年」先行し得るとの見方も、リスク評価の前提として挙がりました。
今後は、誇張の見極めや海外連携、「Qデイ」時期の前提共有を目的に、数週間ごとの定例情報交換を続ける方針です。未解決の論点であるQデイの見立て、インカンベントの先行投資判断(出荷サイクル「約2.5年」対EV競合「12〜18か月」など)も、次回以降の場で検討対象になる見通しです。
【イベント情報】
公式セッションページ(登壇者プロフィール):https://tech4impactsummit.com/ja/sessions/next-compute-paradigm
Tech for Impact Summit 公式サイト:https://tech4impactsummit.com/ja
ソーシャス コーポレートサイト:https://socious.io/ja
取材問い合わせ先(Email):summit@socious.io
