看護師のストレスマネジメントを目的に、意識的に涙を流して心身を整える「涙活(るいかつ)研修」が滋賀県と青森県で実施されます。滋賀は2026年6月13日9時30分~11時30分に滋賀県看護研修センター(草津市)で、青森は7月18日13時30分~15時30分にリンクステーションホール青森(青森市)で行われます。講師は感涙療法士の吉田英史氏(1975年生、通称「なみだ先生」)です。
研修は講義と体験を組み合わせ、涙の効能の説明に加え、感涙動画の上映、絵本の読み聞かせ、手紙朗読などで「情動の涙」を促します。さらに、泣ける話を作る「なみだ作文」や「一枚の写真で泣こう」、本音を言語化する「泣き言セラピー」、「なみだ年表」、参加者同士で共有する「涙友タイム」などを実施し、身体感覚としてのストレス対処を学ぶ構成です。涙活は2~3分でも意識的に涙を流すことを目安にするとされています。
背景には医療現場の高い心理負荷があります。厚生労働省の「精神障害に関する事案の労災補償状況(令和3年度)」では、医療業は精神障害の労災支給件数が全業種で2番目に多いとされ、職種別でも「保健師、助産師、看護師」の請求件数が4番目に多いと記載されています。涙活側の説明では、情動の涙が副交感神経の活発化に関わり、ストレスホルモン「コルチゾール」の減少やPOMS心理検査での敵意軽減などが示唆されるとしています。
主催は公益社団法人滋賀県看護協会第6地区支部と公益社団法人青森県看護協会です。吉田氏は2013年から涙活を始め、これまで約5万人近くを泣かせてきたとし、感涙療法士は全国で370人いるとされています。今後は、参加者が自分の「泣きのツボ」を把握し、家庭でも再現できる方法として継続活用できるかが焦点になりそうです。
【イベント情報】
【滋賀県】日時:2026年6月13日(土)9:30~11:30/会場:滋賀県看護研修センター(滋賀県草津市大路二丁目11番51号)/主催:公益社団法人滋賀県看護協会第6地区支部
【青森県】日時:2026年7月18日(土)13:30~15:30/会場:リンクステーションホール青森 4階 中会議室(青森県青森市堤町1-4-1)/主催:公益社団法人青森県看護協会
公式ウェブサイト(なみだ先生~感涙教室~):https://www.tearsteacher.com
