JR東日本は2026年7月14日、水素を利活用した取り組みを加速し、鉄道(モビリティ)・発電・まちづくりでLX(ライフスタイル・トランスフォーメーション)を進める方針を示しました。水素ハイブリッド電車「HYBARI」は鶴見線と南武線(尻手~浜川崎間)で2027年度末を目途に営業運転を開始します。
HYBARIは2022年3月に実証試験を開始しており、鎌倉車両ベース(中原)で35MPaの高圧水素を充填し、1回の充填で約70km走行できるとしています。あわせて、より広い線区での運用を見据え、世界初として70MPaを想定する次世代水素ハイブリッド電車の開発に着手し、2030年度末目途の営業運転を掲げました。
エネルギー面では、川崎発電所で2030年度に水素を用いた発電開始を目指し、保有する火力発電設備の燃料使用量に占める水素比率を1%以上とする「水素1%調達宣言」へ参画します。投資判断の基準となる社内炭素価格(ICP)も、2022年度導入の5,000円/t-CO₂から15,000円/t-CO₂に引き上げ、脱炭素投資を促すとしました。
同社は2050年度までにCO₂排出量の「実質ゼロ」を目標に掲げ、2030年度に2013年度比50%削減も設定しています。今後は、鉄道運行・自営発電・都市交通(FC車両など)を横断した水素需要の積み上げが進むかが焦点で、再生可能エネルギー由来水素や輸入水素の活用、海外展開も視野に入れるとしています。
【関連リンク】
公式HP:https://www.jreast.co.jp
2050年度のCO2排出量「ゼロ」を目指します~「ゼロカーボン・チャレンジ 2050」~:https://www.jreast.co.jp/press/2020/20200512_ho02.pdf
JR 東日本グループ「ゼロカーボン・チャレンジ 2050」達成に向けた取り組みについて:https://www.jreast.co.jp/press/2021/20220208_ho02.pdf
水素1%調達宣言(参画企業公表):https://www.jh2a.jp/C21/view_news/MzY0tjS2AAA







