理化学研究所や名古屋大学、VISTEC、岡山大学、JSTの国際共同研究グループは、アスガルド古細菌(ヘイムダル古細菌)のチューブリン様タンパク質を解析し、真核生物の細胞骨格の祖先とみられる「原始的な微小管(ミニマル微小管)」を見つけました。成果は2026年7月15日付(日本時間7月16日)の『Science Advances』オンライン版に掲載され、DOIは10.1126/sciadv.aeh4305です。

微小管は、チューブリンが重合してできる管状の線維で、細胞の形の維持、細胞分裂、細胞内輸送などに欠かせません。一方で、複雑な真核生物の微小管がどのように進化したかは不明点が多いとされてきました。

研究では、ヘイムダル古細菌のチューブリン様タンパク質の構造と機能を調べ、真核生物の微小管に特徴的な四つの性質を持ちながら、真核生物の微小管より「細く単純」な構造を形成することを示しました。アスガルド古細菌は約27億年前に誕生したと推定されており、真核生物の成立過程を考えるうえで重要な系統と位置付けられます。

今後は、この「ミニマル微小管」を起点に、微小管が複雑化していく進化の段階をより具体的に検証し、真核生物誕生の理解を深めることが期待されます。

【関連リンク】
詳細PDF:https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r8/press20260716-2.pdf
岡山大学リリースページ:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1569.html

AI生成記事のため誤りを含む場合があります

PRTIMES

Share.