岡山県早島町の株式会社薫製倶楽部(代表取締役・薬剤師の森雅昭氏)は2026年9月1日、大阪市への公文書公開請求に対し、青カビ由来のプベルル酸と製品中のプベルル酸を「同一物質であると推定」した事実はある一方で、各分析記録を比較したことを示す文書について「作成又は取得した記録はない」とする不存在決定(大大保第8306号)を受けたと報告しました。決定通知書は計7通で、2026年8月31日に受領したとしています。

請求は2026年8月13日に大阪市長宛てに行い、8月27日付の決定通知書を受け取ったものです。薫製倶楽部は、大阪市が公表したとされる「青カビの産生物からプベルル酸を検出」との記載について、保持時間や質量分析、NMR(核磁気共鳴)などの対比を含む同一性確認の分析記録が存在するかを確認する目的だったと説明しています。

背景として、大阪市は第3回大阪市食中毒対策本部会議(2024年5月29日)資料や食中毒詳報(2025年3月19日公表)で、旧大阪工場の拭き取り検体から分離・同定された青カビ(Penicillium adametzioides)の産生物からプベルル酸を検出した旨を示したとされます。薫製倶楽部は発生源を青カビとするには、青カビ株の産生確認、製品中物質との同一性確認、因果関係の根拠という三段階が必要だとの立場です。

同社は今後、同日付の他の決定(大大保第8302号〜第8305号、大健第829号・第830号)や、大阪健康安全基盤研究所への法人文書公開請求2件についても、回答・決定を受領次第、内容を報告するとしています。大阪市の回答は公文書の保有有無に関するもので、科学的知見一般の存否を判断するものではない旨も記載されたとしています。

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紅麹関連情報: https://kunsei.com/archives/category/benikoji
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