北日本工芸(新潟市)は9月4日、佐渡市の工房「むみょうい常山小平窯」を修繕して制作を再開するため、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで資金募集を始めました。人間国宝の三浦小平二氏(1933〜2006年)の生家にある窯で、没後20年の節目に合わせた取り組みです。

同窯は20年間制作を再開できない状態が続き、雨漏りや湿気による黒カビ、電気系統の不具合などで制作環境として機能しにくくなっていました。北日本工芸は2023年4月に同窯の事業移管を受け、床・壁・天井の修繕、黒カビ除去、雨漏り補修、電気系統整備を行う計画です。

背景には、新潟県内で三浦氏の没後20年記念展や関連展示が展開される一方、制作の原点となる工房の維持が課題になっていることがあります。佐渡無名異焼は2024年10月17日に経済産業大臣指定の伝統的工芸品となり、産地としての注目も高まっています。

修繕後は、マグカップやフリーカップ、パン皿など日常使いの器の制作再開を目指し、展覧会の動きとも連動させながら技術継承と地域文化の発信につなげる方針です。

【キャンペーン情報】
クラウドファンディング(CAMPFIRE):https://camp-fire.jp/projects/973053/view

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