株式会社KIBOU(大阪市)は2026年9月28日、大阪府箕面市の研究開発拠点「MUGEN FARM」で、わさびの栽培研究を始めたと明らかにしました。2026年7月に苗70本を導入して生育検証を進めており、開始から約2カ月が経過しています。

わさびは冷たく安定した水温や豊富な水量など繊細な環境が必要で、気温上昇や渇水、豪雨の影響を受けやすい作物です。同社は気候変動下でも持続可能な栽培技術を確立し、失われる可能性のある種や日本の食文化を未来につなぐことを目的に、人工環境で栽培条件を再現して研究します。

栽培設備は、ポンプで水を汲み上げ上部から落として循環させ、沢のような水流(酸素を多く含む状態)を再現します。気温・湿度・CO₂濃度・水温・pH・ECを継続計測し、目標値に調整します。一般的な栽培期間が1年半〜2年とされる中、同社はPhase 1〜4の4段階で検証を進めます。

今後はPhase 2で栽培期間の短縮(まずは半分以下)を検証し、Phase 3で香り・辛み・食感・見た目など品質向上と短期育成の両立、用途別の特性づくりを目指します。さらに高解像度カメラを導入して植物の状態把握と改善サイクルを速め、Phase 4ではシェフ連携や食育イベントなどにつなげる計画です。

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公式サイト:https://mugen.farm

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