ポラスグループの株式会社中央住宅とポラテック株式会社(埼玉県越谷市)は2026年10月14日、「伝統木造技術『振れ隅』を量産型木造住宅へ継承する屋根設計技術」が「ウッドデザイン賞2026」〈技術・建材分野 ライフスタイルデザイン部門〉を受賞したと明らかにしました。ウッドデザイン賞の受賞は5年連続です。

振れ隅は、屋根の隅部を整える伝統的な木造の納まりの考え方です。両社はこれを設計ルールとして標準化し、自社開発の設計システムと、工場で部材を加工するプレカット技術を組み合わせることで、量産型木造住宅でも再現できるようにしました。施工品質の安定、現場加工の削減、施工時間の短縮、品質の均一化につながるとしています。

背景には、都市部で斜線制限が厳しく、急勾配屋根や母屋下がりが一般的なため南面屋根が小さくなり、太陽光パネルが東西面・北面に回って発電効率面で不利になりやすい事情があります。今回の技術は、都市住宅の屋根設計上の制約に対応しつつ、資材ロス削減など環境負荷低減にも寄与する狙いです。

今後は、振れ隅により南面屋根面積を拡大して発電効率向上を図るとともに、建物高さの抑制や、地上から太陽光パネルが見えにくい緩勾配屋根による街並み形成を進めるとしています。木材・外装材の使用量や資材ロス低減を通じ、カーボンニュートラルへの貢献も視野に入れます。

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