ネパール・プタリダーダ地区で、山田養蜂場が在来種5,000本を宮脇式で植える新プロジェクトを2025年に開始しました。1999年開始の同国での植樹は累計48万本超。チャカンドール地区の整備を終え、新拠点へ移行。現地の子どもやボランティア、カトマンズ森林局長も参加しました。
宮脇式は在来樹を高密度に混植し、短期間で森を育てる方法です。今回はオドラティシマタブノキ、クスノハカエデ、モクセイなどを選定。故・宮脇昭氏の提唱を継ぐ藤原一繪氏や、植物生態学者マヘンドラ・ナス・スベディ氏の助言を受け、適地適木で進めます。
カトマンズ森林局長は「宮脇方式に出会ってから森が非常に早く成長しており、若い世代が学び継承してほしい」と述べ、荒廃地の回復に期待を示しました。
長年のノウハウを活かし、土壌保全や生物多様性回復、水源涵養への寄与が見込まれます。一方で、苗の確保や保育体制の継続が成果を左右します。今後は成長をモニタリングし、補植や下草管理を継続。講演会で手法と植生の知を共有し、地域主体の保全を後押しします。進捗次第で他地域展開も視野に入ります。
【プロジェクト情報】
対象地域 ネパール・プタリダーダ地区
開始 2025年
方式 宮脇式植樹(在来種の高密度混植)
植樹本数 5,000本(今回)/ 48万本以上(累計)
主な樹種 オドラティシマタブノキ、クスノハカエデ、モクセイ など
連携専門家 藤原一繪氏、マヘンドラ・ナス・スベディ氏
source: PR TIMES
