2025年12月27日〜2026年1月5日出発の旅行予約は、国内・海外とも前年同時期比90%となりました。物価高、円安、燃油高が重なり、全体の伸びが抑制されたためです。
国内は12月31日(水)、1月5日(月)、12月28日(日)が出発ピークです。方面では近畿、関東、北陸・甲信越が人気を集めました。なかでも沖縄は離島を中心に需要が高く、フリープランが堅調で前年比1.5倍。北海道も温泉や函館・札幌のフリープラン、旬の味覚が支持され、前年比1.3倍となりました。日帰りのミステリーツアーも根強い人気です。
海外は12月27日(土)、12月30日(火)、12月28日(日)がピーク。人気方面は台湾、ヨーロッパ、韓国、香港、エジプトで、エジプトは前年比106%と好調でした。遠距離方面を積極的に選ぶ傾向が見られる一方、中国は4月以降に需要が伸長しており、回復の時間差がうかがえます。
背景として、円安は海外旅行の実質負担を押し上げ、国内でも燃油価格の上昇が運賃等に波及しています。これが回復ペースの鈍化要因となる一方、連休の並びが良い年で、短期・近距離と長距離の二極化が進んでいます。
今後は為替の落ち着きや燃油サーチャージの推移、直前割の提示などが需要を左右しそうです。年末直前の空席状況や価格調整次第で、最終的な予約数が上下する可能性があります。source: PR TIMES
