2025年11月20日、兵庫県明石市のウィズあかし学習室801で、株式会社Meta Heroesの田中健一氏(東京大学生産技術研究所リサーチフェロー)が講演しました。テーマは「南海トラフに備える、本当に必要な“自助”と“共助”」。10:30〜12:30の2時間で実施され、参加者は70人でした。
阪神・淡路大震災から30年に当たる今年、田中氏はまず「自助」を強調し、水・非常食・常用薬・モバイルバッテリーの準備や在宅避難の想定を具体化すべきだと述べました。国の目安は少なくとも3日分、可能なら7日分の備蓄です。続いて「共助」では、平時の名簿整備や安否確認手順、避難所の役割分担表づくりを提示。政府想定では南海トラフ巨大地震で最大死者数32万人規模とされ、地域の連携強化は急務と指摘しました。
質疑では要配慮者を含む家庭の避難計画やマンションでの訓練方法が中心でした。Meta HeroesはXR・AIを生かした教育や防災にも取り組み、2025年の大阪・関西万博で開催した関連イベントは2日間で1万4622人が来場し、全国153の自治体・教育機関・団体が後援。今後は自治体や学校での訓練や教材導入が進む見通しですが、追加開催の詳細は未定です。
【イベント情報】
講演名:「南海トラフに備える、本当に必要な“自助”と“共助”」
実施日:2025年11月20日(木)
時間:10:30-12:30
会場:ウィズあかし学習室801(アスピア明石北館内)
登壇者:田中 健一氏(株式会社Meta Heroes/東京大学生産技術研究所 リサーチフェロー)
参加者数:70人
source: PR TIMES
