岡山大学は、ちゅうぎんフィナンシャルグループとひろぎんホールディングスが共同で進める「カーボンフットプリント(CFP)算定に関する人財育成プログラム」にアドバイザーとして参画します。期間は2025年11月下旬から2026年3月までの約4カ月で、地域の企業・金融機関のCFP算定力向上を狙います。キックオフではサステナブル経営推進機構(SuMPO)の仲井俊文氏が講演し、岡山大学は「CFP起点の価値創造」をテーマに発表します。
同プログラムには、学術研究院の天王寺谷達将准教授と、研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部の舩倉隆央副本部長の2名が参画し、実務に根差した助言を行います。CFPは、原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクルで排出される温室効果ガスをCO2量に換算し数値で示す仕組みで、経済産業省・環境省のガイドラインに基づく考え方です。
セミナーでは、脱炭素社会への転換、国内政策の動向、地域金融機関の役割という3テーマを扱い、調達先も含むサプライチェーン排出の把握や表示の実務を学びます。岡山大学は、環境省の「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に中国銀行とともに採択されており、学生CFPチャレンジや地域企業との協働、J-PEAKSによる職員の高度化など既存の取り組みも連動します。
2026年3月までに実践事例を積み上げ、地域で自走可能な人材基盤の形成と、企業の算定・表示体制の確立を後押しする見通しです。金融グループ2社と大学、専門機関の連携により、脱炭素経営の底上げと資金の循環づくりがどこまで進むかが焦点になります。
【プログラム情報】
プログラム名:カーボンフットプリント(CFP)算定に関する人財育成プログラム
実施期間:2025年11月下旬~2026年3月
参画機関:岡山大学/ちゅうぎんフィナンシャルグループ/ひろぎんホールディングス/サステナブル経営推進機構(SuMPO)
岡山大学の役割:アドバイザー(天王寺谷達将准教授、舩倉隆央副本部長)
参考:カーボンフットプリント ガイドライン(経済産業省・環境省) https://www.env.go.jp/content/000124385.pdf
岡山大学公式サイト https://www.okayama-u.ac.jp/
問い合わせ:研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 副本部長 舩倉隆央 086-251-7151 co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
source: PR TIMES
