沖縄県浦添市のゆがふBizタワー浦添港川で、間伐材とシードペーパーを使ったクリスマスツリー展示が開催中です。会期は2025年11月17日から12月25日までの39日間。カモミールの種を漉き込んだ紙製オーナメントは持ち帰り可能で、植えると芽吹き、やがて花を咲かせ土に還ります。館内は木の香りと温もりに包まれ、穏やかな年末の雰囲気を演出します。
間伐材は、森の健全な成長のために計画的に木を間引いて得られる資源で、光環境の改善や土壌流出の抑制に役立ちます。こうした未利用材の活用は、廃棄の抑制と地域林業の循環に寄与します。シードペーパーは使用後に分解し種が発芽する再生型素材で、プラスチック装飾の代替としてごみの削減につながります。
展示制作は特定非営利活動法人フォレストサイクル元樹と有限会社スープが担当。クリスマスモチーフに加え、グループ企業の屋部土建やテナントのホテルアラクージュオキナワのロゴ入りオーナメントも並び、地域と連携した装いになっています。
年末の商業装飾に環境配慮を組み込む事例として注目され、来場者が育てて循環を体験できる点は、企業の地域連携や学びの場づくりにも広がりが期待されます。
【イベント情報】
会場名: ゆがふBizタワー浦添港川
会期: 2025年11月17日〜12月25日
source: PR TIMES
