26卒・27卒の就活生を対象にした調査で、就職に有利だと思う資格は「TOEIC 730点」が最多（81人）でした。資格が就職に有利になると考える人は67.4％、就活のために資格取得に前向きな人は50.8％。資格は質が大事とする回答は46.4％、量が大事は33.7％となりました。
具体的には、英語力を示すTOEICで730点が上位に並ぶ一方、会計の基礎を測る日商簿記2級（62人）がTOEIC650点（46人）を上回りました。英語スコアの明確さに加え、業務に直結しやすい実務系資格への期待がうかがえます。
資格の効果については「非常に有利」28.2％と「やや有利」39.2％の合計が67.4％に達し、安心材料としての機能が数字に表れました。取得意欲では「非常に取りたい」17.1％と「やや取りたい」33.7％の合計が50.8％。量重視の33.7％という結果は、履歴書での訴求や努力の可視化を意識した動きとみられます（推測）。
一方で、質重視が量重視を上回ったことから、難易度や実務適合性を伴う資格の価値も根強いといえます。今後はスコアや合格証だけでなく、インターンやプロジェクト経験など実践の裏付けと組み合わせた示し方が重要になりそうです。企業側もスコアの閾値に依存せず、活用場面や再現性を評価する動きがどこまで広がるかが注目点です。
【調査情報】
調査実施 就活総合研究所
調査テーマ 就活と資格に関する意識調査
対象 26卒・27卒の就活生
レポートURL https://reashu.com/research/
source: PR TIMES