2026年度第3四半期（2025年10月31日終了）の売上高は7億4,200万ドルで前年同期比12％増。サブスクリプションは7億2,400万ドルで同11％増。GAAPベースの営業利益は2,300万ドル（売上高の3％）、非GAAPは1億7,800万ドル（同24％）。GAAP純利益4,300万ドル、非GAAP純利益1億5,200万ドル。営業キャッシュフロー2億1,800万ドル（売上高の29％）、フリーキャッシュフロー2億1,100万ドル（同28％）。
残存パフォーマンス義務（RPO）は42億9,200万ドルで17％増、今後12カ月以内に履行予定の契約残高（cRPO）は23億2,800万ドルで13％増。現金同等物・短期投資は24億6,300万ドル。2025年償還の社債残存元本5億1,000万ドルを現金で償還し、財務の柔軟性を維持したとみられます。
通期ガイダンスは売上高29億6,000万〜29億8,000万ドル（前年比11％増）、非GAAP営業利益7億5,300万〜7億5,500万ドル（営業利益率26％）、希薄化後EPS3.43〜3.44ドル、フリーキャッシュフロー率約29％。第4四半期は売上高7億4,800万〜7億5,000万ドル（10％増）、cRPO24億4,500万〜24億5,000万ドル（9％増）、非GAAP営業利益1億8,900万〜1億9,100万ドル（25％）、EPS0.84〜0.85ドル、FCF率約31％を見込む。
背景として、同社はID管理・アクセス管理を提供し、大企業需要やOkta Identity Governanceの採用が伸長。RPOは将来の売上計上予定額、cRPOはそのうち12カ月内分を指します。非GAAPは株式報酬などを除いた調整後指標。経営陣はAIエージェントの安全運用を支える「Auth0 for AI Agents」への期待を示す一方、今後は企業IT投資や競争環境、為替の影響を注視する局面です。
【企業情報】
Oktaのウェブサイト https://www.okta.com/jp/
source: PR TIMES