東京都主催の2025年度「東京エコビルダーズアワード」で、東京・西東京市の真柄工務店が初応募で3賞4部門を獲得しました。内訳はリーディングカンパニー賞(総合部門)に加え、ハイスタンダード賞(断熱・省エネ性能/再エネ設備設置量)とハイスタンダード+賞(断熱・省エネ性能)です。表彰式は東京都庁で行われ、対象は延床2,000㎡未満の新築物件を扱う事業者で、選考対象期間は2024年10月1日〜2025年3月31日でした。

同社は対象期間中に供給した全住宅で外皮平均熱貫流率(UA値)0.31W/㎡Kを達成。気密性能C値0.5以下、断熱等級6、構造計算に基づく耐震等級3、全館空調の導入、第三者機関による検査体制など、性能・品質の両面を数値で示しています。リーディングカンパニー賞は建築物環境報告書制度の基準を満たし、脱炭素に資する取組を評価するもので、同社は延床合計20,000㎡未満の区分で選出されました。

東京エコビルダーズアワードは、都内の中小規模新築(延床2,000㎡未満)の環境性能向上を促す仕組みで、総合・分譲賃貸・地域ビルダーの各部門で上位おおむね3社が表彰されます。断熱・省エネ性能や再エネ設備設置量の各部門では、制度基準の確実な達成が受賞の要件です。制度は、省エネ性能や再生可能エネルギー導入状況の見える化を通じて普及を後押しする狙いがあります。

情報発信面では、YouTube「MGR株式会社真柄工務店」で登録者1,180人・動画32本を展開し、土地選びや資金計画など基礎知識を平易に解説。モデルハウスの予約制見学会も高頻度で実施し、国産材の活用や脱炭素配慮、建築家との協働設計、社員大工による施工体制を方針として掲げています。

今後は、12月10〜12日に東京ビッグサイトで開催されるJAPAN BUILD TOKYO内のパネルディスカッションで、優れた事例として紹介される予定です。都の制度運用と市場の省エネ基準の高度化が進めば、高性能住宅の普及が一段と加速する可能性があります。

【イベント情報】

JAPAN BUILD TOKYO 東京エコビルダーズアワード パネルディスカッション

会期 2025年12月10日〜12日

会場 東京ビッグサイト

source: PR TIMES

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