厚生労働省の業務改善助成金を活用し、炒め調理ロボット「I-Robo 2」が「四川担々麺と大阪エアポートビール Lei can ting 大阪国際空港店」(大阪府豊中市)に導入されました。社員1人あたりの月間労働時間は約20時間削減、年間では約480万円の人件費圧縮が見込まれます。今夏は日次10回転を達成しつつ、調理オペレーションの安定で過度な負担を避けました。
運営するリ・ライフは手仕込み重視の中華系ブランドを展開してきましたが、コロナ禍後の需要回復で客数が増える一方、人材育成が追いつかず長時間労働が課題でした。熟練職人の現場には自動化への抵抗もありましたが、収益構造の転換とDXの一環として導入に踏み切りました。
I-Robo 2は攪拌・加熱・鍋洗浄を自動化し、加熱温度や時間、鍋の回転をメニューごとに制御します。導入店舗では休暇取得やシフト調整がしやすくなり、店長が経営に時間を振り向ける余地も生まれました。空港内飲食店への導入は同機として初の事例です。
現在は炒飯や麻婆豆腐に対応し、今後はメニュー拡充を予定します。I-Robo 2は従来機よりコンパクトで洗浄性と操作性を高め、安全ガードや循環フードなどのオプションで環境に合わせた構成が可能です。
人手不足と需要変動が続く外食業において、助成金を活用した厨房自動化は生産性と品質の両立策として広がる可能性があります。大阪・関西万博やインバウンド需要を背景に、空港や繁華街での横展開がどこまで進むかが焦点です。
【店舗情報】
店舗名:四川担々麺と大阪エアポートビール Lei can ting 大阪国際空港店
住所:大阪府豊中市蛍池西町3-555 大阪国際空港中央棟3F
営業時間:10:30~22:00(L.O.21:00)
電話:06-4867-3285
メニュー例:エビのチリソース 1,600円(税込)/上海炒め焼きそば 1,400円(税込)
企業URL:TechMagic https://techmagic.co.jp/
リ・ライフ https://re-life.jp/
source: PR TIMES
