アクセルスペース、豪州のGeoimage、韓国のSI Analyticsの3社は12月3日、オーストラリア市場で衛星データの取得、AI解析、現地での提供に協力する覚書(MOU)を締結しました。目的は産業界と政府機関に向けた地理空間ソリューションの導入加速です。Geoimageは1988年創業、SI Analyticsは2018年設立。アクセルスペースは2026年に次世代地球観測衛星「GRUS-3」を7機打ち上げ、撮影頻度と能力の向上を予定しています。

アクセルスペースは小型衛星「GRUS」コンステレーションで広範囲かつ高頻度の光学画像を提供します。コンステレーションは多数の衛星を協調運用して観測頻度を高める方式です。Geoimageは豪州で衛星画像販売と高度な画像処理を手がけ、現地顧客基盤を持ちます。SI Analyticsはディープラーニングを用いた「地理空間基盤モデル」で大規模画像を自動解析します。3社の強みを統合し、災害対応、資源管理、農業やインフラ監視などでの利活用を高精度かつスケーラブルに進める狙いです。

すでにアクセルスペースとGeoimageは衛星画像の販売パートナー契約を結んでおり、今回の3社協力で豪州ユーザーのニーズへの対応力を高め、市場拡大を図ります。MOUは基本合意であり、具体的なサービス仕様や開始時期は未公表です。GRUS-3の7機体制が実現すれば再訪問頻度が向上し、AI解析との組み合わせで提供価値が一段と高まる可能性があります。

【関連リンク】

アクセルスペース 公式サイト https://www.axelspace.com/ja/

ニュースリリース記事 https://www.axelspace.com/ja/news/mou_geoimage_sia/

Geoimage https://www.geoimage.com.au/

SI Analytics https://si-analytics.ai/en/

source: PR TIMES

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