売れるネット広告社グループ(東証グロース:9235)の子会社・売れるAIマーケティング社は12月3日、企業のデジタルマーケティングを丸ごとAI化する「AIマーケ完全内製化支援サービス」を開始しました。AIリテラシー教育、業務分解、専用AIツール開発、データ基盤整備、定着支援までを一気通貫で提供し、現場活用を重視します。D2C領域で累計2,600回超のA/Bテストで蓄積した知見を教材化した点が特徴で、2026年7月期の連結業績にプラス寄与を見込むとしています。

背景には、AIツールを導入しても運用が変わらないという課題があります。同社はまず実務直結の研修で“毎日使える”レベルまで底上げし、広告運用や分析、レポート、クリエイティブ制作、顧客フォローを業務単位で分解して最適化します。その上で、チーム専用AIアシスタントの開発、生成AIによる広告文・構成案の自動生成、LP制作を高速化する「売れるD2Cつくーる」との連携、学習を継続させる共通データ基盤の構築までを実装します。D2Cはメーカーが直接消費者に販売するモデルの意味です。

同社は、SaaS「売れるAIシリーズ」との連動によりストック収益を見込むほか、TikTokや越境ECなど成長領域との掛け算も視野に入れます。世界のAI導入市場は年平均30%超で拡大し、日本企業のAI活用予算は今後数兆円規模に達するとの見立ても示しています。

短期的には導入手順の標準化と社内定着、中期的には各社専用の“AIマーケOS”開発、長期的にはアジア展開を掲げます。一方で、効果はデータ品質や運用体制に左右されるため、ガバナンス設計と人材育成の継続が鍵となりそうです。

【サービス情報】

サービス名:AIマーケ完全内製化支援サービス

開始日:2025年12月3日

提供:売れるAIマーケティング社(売れるネット広告社グループ)

主な提供範囲:AIリテラシー教育/業務設計/専用AIツール開発/データ基盤/定着支援

関連SaaS:売れるAIシリーズ、売れるD2Cつくーる

公式URL:https://group.ureru.co.jp

source: PR TIMES

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