パワーエックスは2025年12月3日、取締役会で公募による募集株式の払込金額とブックビルディングの仮条件を決定しました。11月21日の決議時点で未定だった項目を確定したもので、同社の資本金は194億9400万円(2025年時点)。具体的な金額や価格帯は公表資料(目論見書等)での確認が必要です。
ブックビルディングは、投資家の需要を把握するために価格帯(仮条件)を示し、その結果を踏まえて発行価格を決める手続きです。今回の決定により、需要申告の受付、発行価格の最終決定、払込・受渡へとプロセスが進みます。払込金額は1株当たりの発行価格に基づき算定され、結果として調達規模の基礎数値になります。
同社は2022年3月設立。主な拠点は岡山県玉野市で、東京都中央区にも拠点を置きます。エネルギー領域での成長投資を背景に資金需要が高まる中での増資判断とみられます(推測)。投資判断には「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(および訂正事項分)の確認が不可欠で、入手は引受証券会社経由となります。
また、米国証券法に基づく販売規制への配慮が明記され、米国内での募集は行わない方針です。今後は需要申告期間の設定、最終条件の決定、払込・受渡へと進む見通しで、詳細な日程や条件は順次開示されます。
最終価格と調達額が確定すれば、事業計画や資本政策への影響がより明確になります。金利や株式市況など市場環境と需要動向が条件形成に与える影響は大きく、当面は目論見書の更新内容とスケジュールに注目が集まりそうです。
【企業情報】
公式サイト https://power-x.jp/
source: PR TIMES
