食材宅配サービス利用経験者486人へのアンケート(2025年11月1~15日、インターネット任意回答)で、利点の最多は「買い物に行かなくていい」52.7%、欠点の最多は「割高に感じる」50.0%と分かりました。選ぶポイントは「コストパフォーマンスが高い」62.6%が首位でした。回答は女性353人、男性133人。
利点は2位「家事を時短できる」16.3%、3位「料理が簡単になる」14.2%。下ごしらえ済み食材や調味料、レシピが一体のミールキットが時短を後押しし、献立作成の負担も軽減します。30代34.6%、40代28.8%など子育て・共働き層の回答が多い構成でした。
一方の欠点は、2位「商品を自分で見て選べない」11.9%、3位「受け取りが面倒」9.7%、4位「注文から配送まで時間が空く」7.4%。品質重視の仕入れや配送料で割高になりやすく、置き配非対応や週次配送など運用面の制約も不満につながっています。
選定基準では2位「商品の種類が豊富」31.3%、3位「安心安全な食材が届く」13.0%。有機JASなど基準の明示や産地情報を重視する声が目立ちました。管理栄養士は、時短と栄養管理の両立メリットを指摘する一方、家計負担を見据えコスパ比較の重要性を提起しています。
リモートワークや共働きの拡大で需要は底堅い見通しです。今後は価格の透明性、少量・短納期、置き配対応など利便性の改善と、フードロス削減への寄与が普及の鍵となりそうです。各社は価格と品質・利便の最適化が競争軸になります。source: PR TIMES
