書籍『人的資本経営時代の退職給付制度』が2025年12月3日に刊行。A5判・296ページ、価格3,300円(税込)、ISBNは978-4-322-14614-1。全国の一般書店とオンラインで入手できます。

人生100年時代、少子高齢化やインフレ、働き方の多様化に応じ、退職給付を従業員のファイナンシャル・ウェルビーイングを支える経営資源として再設計する道筋を示します。退職給付は退職一時金や企業年金の総称で、DB(確定給付)・DC(確定拠出)・iDeCo(個人型DC)を横断し、直近の制度改正と実務の要点を整理しました。

構成は全5章。制度のあり方、公的年金と企業年金の変遷、課題と方向性、人的資本経営、金融・年金リテラシーを順に解説します。著者は三井住友信託銀行・年金研究センターで、従業員エンゲージメントを高める「退職給付のベストミックス」を提案します。

人的資本の情報開示が広がるなか、退職給付は採用・定着の競争力にも直結します。一方で金利・物価・賃上げの不確実性は高く、制度設計は段階的な検証とデータの可視化、従業員への丁寧な説明が重要になるとみられます。

source: PR TIMES

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