広告会社Hakuhodo DY ONEは12月4日、ソーシャル写真アプリBeRealでZ世代向け広告を制作・配信する新サービス「ハローZ×インフルエンサーBeUp!」の提供を始めました。BeRealのユーザーの87%以上が14〜27歳、月間利用者数は約500万人とされます。BeReal Japanの協業パッケージ「BeUp!」を活用し、広告配信費のみでクリエイターのキャスティング費・制作費が不要。利用には同社によるメディアバイイングが条件です。

BeRealは1日1回ランダムな通知後、2分以内に前後カメラで無加工投稿する設計で、“映え”より日常共有に重心があります。この特性は広告でも過度な演出を避けた自然体の露出が好まれやすいことを示し、Z世代の受容性向上につながるとみられます。

本サービスでは、若年層向け専門組織「ハローZ」が戦略立案から企画、キャスティング、制作まで一貫監修。現役大学生を含むメンバーのヒアリングなど一次情報を基に、プラットフォーム文脈に沿った“BeRealライク”な表現を設計し、共感と信頼形成を狙います。

制作コストの効率化(制作費実質ゼロ)と態度変容の質の両立が実現すれば、SNS広告の配分見直しが進む可能性があります。一方、自然投稿との差異の明確化やステマ防止、効果指標の可視化など、運用面の検証が今後の焦点です。

【サービス情報】

ニュースリリース https://www.hakuhodody-one.co.jp/news/news-release_202512045021/

ハローZ 公式ページ https://www.hakuhodody-one.co.jp/service/marketing-lab/hello-z/

Hakuhodo DY ONE 公式サイト https://www.hakuhodody-one.co.jp

source: PR TIMES

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