AIがマンション・戸建ての価格妥当性や市場の過熱度を判定するウェブサービス「物件ナビ」が公開されました。アクセス先は re-navi.app。一定件数まで無料で利用でき、拡張機能を含む有料プランは月額990円です。国土交通省の過去取引データや政府統計e-Stat、将来人口推計IPSSを組み合わせ、物件の割安・割高、地域の市場健全性、将来性をワンページで示します。

価格妥当性は、同区域・類似平米の成約事例を抽出し、現在価格の相対位置を数値化します。市場分析は公開在庫と新規・成約の推移から吸収率や在庫変化率を可視化し、市場が活発か静穏かを把握可能です。将来性は人口推移と価格トレンドから10年後の推定価格を算出し、実需の強さをスコア化します(例として東京都港区のデータを反映)。独自の「バブル指標」は人口1,000人あたりの成約件数で実需度合いを評価し、比率の不自然な上昇は投機色の高まり、安定または低下は落ち着いた市場の可能性を示します。

背景には、仲介起点の情報が多く中立指標が得にくいという課題があり、オープンデータの整備により、誰もがデータに基づく判断を取りやすくする狙いがあります。無料枠で試算しつつ、有料版では分析回数の拡大や機能追加が予定されています。

今後は、再開発計画などの地域開発情報、学校・医療・商業施設などの周辺情報、利回り・ローン返済額の自動試算の統合を計画。学習データの拡充により、市況急変の検知精度や地域横断比較の精度向上が見込まれます。

【商品情報】

サービス名 物件ナビ

提供形態 ウェブサービス

URL https://re-navi.app

料金 月額990円

無料枠 一定件数まで分析可能

主なデータ 国土交通省取引データ e-Stat IPSS

主要機能 価格妥当性 市場分析 将来性 バブル指標

source: PR TIMES

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