RS-232C機器をWi‑Fiで接続できる変換アダプター「RS‑WF62」が2025年12月下旬に出荷開始。価格は29,800円(税別、税込32,780円)。アクセスポイント/インフラ両モードを備え、7bit/8bitのデータビットに対応、APモードでWPA〜WPA3の暗号化をサポート。電源は5〜12Vに拡大し、視認性の高いLED配置を採用しています。

RS-232Cは計測機器やプリンターなどで現在も使われる有線のシリアル規格です。無線化やタブレットなどシリアル非搭載端末との接続需要に対応するため、同系統の旧モデルREX‑WF60(2013年発売)の機能を継承しつつ、セキュリティと互換性を強化したのが本機です。PCとは仮想COMポートとして通信でき、現場の既存アプリをそのまま使える点が利点です。

CTS/RTSによるハードウェアフロー制御をサポートし、Windows用設定ユーティリティや簡易ターミナル、iOS/Android向けサンプルも提供。電源は同梱ACアダプターのほか、D‑SUB9ピン経由で受給(5〜12V)でき、AC使用時は外部デバイスへ約5V/300mAを供給可能です。有害10物質不使用をうたい、カードリーダー、シリアルプリンター、電子天びん等に適合。一方、DTR/DSR制御が必須の機器では非対応です。

レガシー機器の延命とネットワーク統合を支援する製品として、工場・研究施設・小売現場などでの置き換え需要が見込まれます。7bit対応やWPA3対応により旧機種と最新環境の橋渡しが進む一方、運用時は電波環境や機器側の制御線要件の確認が引き続き課題となりそうです。

【商品情報】

製品名:Wi‑Fi RS‑232C 変換アダプター

型番:RS‑WF62

出荷開始:2025年12月下旬

価格:29,800円(税別)/32,780円(税込)

Wi‑Fiセキュリティ:WPA、WPA/WPA2、WPA2、WPA2/WPA3、WPA3(APモード)

電源入力:5〜12V

製品情報URL:https://www.ratocsystems.com/products/rs232c/wireless/wf62/

source: PR TIMES

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