企業の健診予約と健康データ管理を一体化する「MRSOビジネス」の本格提供が12月4日に始まりました。基本機能は月額0円、全機能のスタンダード版は1人あたり月額70円(税抜)で初期費用5万円、最低利用料金は月額5,000円です。既存導入600社の運用知見を基に、全国1,800超の医療施設ネットワークと年間数百万人規模が使う予約基盤を活用し、健診予約から結果・面談記録までをクラウドで一元管理します。
背景には、企業の健康管理が属人化・煩雑化し、従業員規模や拠点数が増えるほど予約調整や未受診者の催促、データ回収に年間数百時間を要する実態があります。健康管理DXは、紙やExcelに散在する情報をクラウドに集約し、プロセスの可視化と自動化で負荷を下げる取り組みです。法定のストレスチェックや産業保健面談記録も同じ基盤で扱える点が実務上のボトルネック解消につながります。
本サービスは、従業員がWebで空き枠を直接予約し、受診状況が自動反映される設計で、担当者の医療機関との個別調整を不要にします。健診結果・ストレスチェック・面談記録を統合し、高リスク者を自動抽出してフォローを迅速化。分散管理の解消によりペーパーレス化と情報漏えいリスクの低減も見込みます。先行運用では工数削減や受診率の改善が報告されていますが、効果は運用設計や従業員規模によって異なる可能性があります。
価格は業界水準と比べても低廉とされ、導入ハードルを下げる狙いです。一方で、個人情報のアクセス権限設計や産業医・医療機関との役割分担、データ活用の社内ルール整備は利用側の継続課題となります。
今後は提携施設の拡大、健康データを用いたリスク予測、産業医連携の強化、健康経営指標の自動化など高度化が見込まれます。標準化されたデータ連携が進めば、企業は受診率の向上だけでなく、疾病リスクの早期把握と施策の費用対効果検証を加速できる見通しです。
【サービス情報】
サービスサイト https://business.mrso.jp/
料金 エントリー版0円/月、スタンダード版70円/人・月(税抜)
初期費用 スタンダード版50,000円
最低利用料金 スタンダード版月額5,000円
連携施設 全国1,800施設超(MRSO.jp掲載)
個人向け予約サイト https://www.mrso.jp/
source: PR TIMES
