千葉・幕張のホテルニューオータニ幕張で11月11～14日に開催されたInternational Cybersecurity Challenge TOKYO 2025に、木更津工業高等専門学校が参画しました。26歳以下の若手が挑む国際CTFで、世界予選を勝ち抜いた8チームが暗号解析や脆弱性探索で競いました。同校は12～13日に小中学生向けのプログラミング体験講座、13日午後にサイバー人材育成の講演を実施。教員3名と学生5名に、現役学生1名・卒業生3名の競技/運営参画を加え、関係者は計12名となりました。
ICCは競技に加え会議や展示も併催し、官民連携で人材育成エコシステムの構築を目指す場です。CTFは攻撃・防御の知識を問う実践型の競技。体験講座では、視覚的教材でコード通りにキャラクターを動かす課題を通じ、試行錯誤から論理的思考を学ぶ機会を提供しました。講演では米村恵一教授が、高専の教育体系と木更津高専の10年規模の取り組み、基礎リテラシーから実践演習へ段階的に深める授業、学生の大会出場やツール開発などの実例を紹介しました。
同校は地域や産業界との連携を強め、次世代のセキュリティ人材育成を継続する方針です。1967年創設、本科卒業生8,510人・専攻科769人の実績を背景に、初学者の裾野拡大と競技レベルの強化の双方での効果が見込まれます。
【イベント情報】
International Cybersecurity Challenge TOKYO 2025
開催日 2025年11月11日～14日
会場 ホテルニューオータニ幕張
主催 内閣官房国家サイバー統括室、ICC日本開催準備委員会
プログラミング体験講座 実施日 11月12日～13日
講演 実施日 11月13日午後
source: PR TIMES