台湾・台北の南港展示館で「2025台湾国際茶業博覧会」と「台湾国際コーヒー展」が開幕し、12月14日から17日まで開催されています。嘉義県政府は、16の茶業者と12のコーヒー農園が参加する「高山茶都」名茶館と「Flavor of Chiayi―啡嚐嘉義」スペシャルティコーヒー館の2ブースで出展し、高山茶と阿里山スペシャルティコーヒーという“ダブルゴールド”の魅力を前面に打ち出しました。
初日には国内外のバイヤーや職人が多数来場し、商談や試飲が活発に行われました。翁章梁・嘉義県長は会場を巡り、阿里山高山茶が全国大会で繰り返し受賞してきた実績や、阿里山産スペシャルティコーヒーが国際水準に達している点を説明。地理条件と製茶・焙煎技術の高さを強調し、台湾有数の産地としてのブランド力を訴えました。
会場では食品メーカーの手信坊股份有限公司によるコラボ新商品として、嘉義産スペシャルティコーヒーを使ったケーキと、高山烏龍茶ムースの限定スイーツも登場。いずれも嘉義産原料の香りを生かした商品で、同社店舗「霧隠城」で販売されています。翁県長は「良質な原料と有力ブランドの組み合わせは最強タッグ」と述べ、スイーツを通じた産地プロモーションの効果に期待感を示しました。
さらに、嘉義県は今年の「高山茶都・嘉義」イベントのテーマを「一杯のお茶から、一つの山へ」と設定し、茶文化をアートやデザイン、ライフスタイルと結びつける方針です。12月13日から21日までは嘉義県中埔郷農会金蘭分部で市集(マーケット)を開き、生産者自らが高山茶とコーヒーを提供しながら、体験型の観光とブランド発信を狙います。今後は国際見本市と地元イベントを連動させ、輸出拡大と観光誘致の両面で“ダブルゴールド”の価値向上がどこまで進むかが注目されます。
【イベント情報】
2025台湾国際茶業博覧会/台湾国際コーヒー展
会場 台北市・南港展示館
会期 2025年12月14日~17日
【商品情報】
手信坊×嘉義「ダブルゴールド」限定スイーツ
販売場所 手信坊 霧隠城
source: PR TIMES
