2025年12月4日、今季のプロ野球で最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に贈られる「2025 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」が発表され、セ・リーグは東京ヤクルトスワローズの赤羽由紘選手、パ・リーグは北海道日本ハムファイターズの郡司裕也選手が選ばれました。いずれもプロ野球ファンによる投票で選出され、受賞者にはオリジナルトロフィーと賞金200万円が授与されます。
セ・リーグの赤羽選手は、7月21日対広島東洋13回戦で、4対6と2点を追う9回裏二死一・三塁から、レフトポール直撃の逆転サヨナラ3点本塁打を放ちました。満員の神宮球場で審判の本塁打コールと同時に大歓声が起きた場面が評価されました。赤羽選手は、今季はチームに悔しい試合が多かったとしながらも、来季はAクラス入りと自身のレギュラー定着を目標に掲げています。
パ・リーグの郡司選手は、4月11日対埼玉西武4回戦で、0対0のまま突入した延長12回裏二死二塁から、ライトスタンドへサヨナラ2点本塁打を記録しました。投票制の月間サヨナラ賞に続く年間大賞で、「4月の時点で年間大賞も狙っていた」と語り、ファンの疲労感が漂う延長戦で代打として結果を出せたことを喜びました。新庄監督から「4番・三塁」を託される立場として、日本ハムで何度も打点王を獲得した先輩・中田翔選手を目標に掲げています。
授賞式には、その中田翔選手も出席し、2人を「これから球界を代表していく存在」と評価しました。スカパー! プロ野球アンバサダーのバッテリィズも、サヨナラ本塁打の映像に「プロ野球選手とホームランの凄さを再確認した」とコメント。ファン投票で選ばれる本賞は、激闘が続いた2025年シーズンを象徴する「ドラマティックな瞬間」を浮き彫りにしました。今後も選手の成長とともに、シーズンを締めくくる劇的な一打がどの球場で生まれるのか、注目が集まりそうです。
source: PR TIMES
