フリエ住まい総研は、国内在住18歳以上で今年衣替えを実施または予定している500人を対象に行った「イマドキの衣替え」に関する意識調査の結果を公表しました。夏から初秋にかけた厳しい残暑の影響で、71.2%が「衣替えの時期ややり方が例年と変わった」と回答し、自宅の収納について「かなり不足」「やや不足」と感じる人は合計53.4%にのぼりました。
例年の秋冬物への衣替え時期は「10月中旬」が23.0%で最多でしたが、今年は「10月下旬」が37.2%とトップになり、10月中旬(23.0%)、11月以降(17.0%)が続くなど、全体的に後ろ倒し傾向が明確になりました。具体的な変化としては、「時期を遅らせた」が42.9%と最も多く、「夏物を一部常備しておく」28.3%、「段階的に小分けで実施」18.6%と、季節をまたいで服を混在させるスタイルが広がっています。
衣替えの判断基準では、「気温の体感」が56.3%、「天気予報の最高/最低気温」が34.6%と、暦よりも実際の気温や予報を重視する人が多数になりました。一方で、収納の余裕については「かなり余裕がある」「やや余裕がある」が計23.8%にとどまり、収納の使いにくさとしては「奥行きが深い/浅すぎる」が34.4%、「ハンガーパイプが不足」18.2%が上位に挙がりました。
収納不足への対処としては、「モノを減らす(処分・寄付・フリマ出品)」を選んだ人が67.8%と突出して多く、「収納用品の追加」10.2%、「レイアウトの見直し」6.8%など、住み替えよりもまず手持ちの物量調整で対応したい意向が読み取れます。フリエ住まい総研は、今後も気候変動の影響で季節感が曖昧になる中、衣替えのあり方が「一度に入れ替える」方式から、気温に合わせて柔軟に調整する日常的な家事へと変化していく可能性が高いとみています。
source: PR TIMES
