AI画像サービス「PixAI」に、新機能「PixAI Reference Pro」が追加されました。有料会員向けに提供されるこの機能は、複数の参照画像からポーズや服装、レイアウトを読み取り、1枚のイラストに反映できる点が特徴です。従来は難しかった日本語の文字配置や複雑な構図も、文章で指示するだけで高精度に再現できるとしています。

Reference Proは、複数画像を横断的に解釈し、服装や身体バランス、視点、構図、文字位置などを細かく把握しながら、キャラクターの顔立ちや体格、雰囲気を一貫して維持します。これにより、衣装変更やシーン転換、複数コマ漫画の制作でもキャラクターが崩れにくく、制作全体の統一感を保ちやすくなります。

具体的な活用例としては、人気ミーム画像を自分のキャラクターで作り直したり、1枚の元画像から表情違いのスタンプを9種類作るなど、SNS向け素材の量産が挙げられます。また、「キャラクターは参照画像1、アウトラインは参照画像2、ポーズは参照画像3」といった自然文の指示で、従来は長文のプロンプトが必要だった編集を簡略化できます。

以前のPixAIチャット編集ツールでは、画像を別の画像の参考にする指示や、日本語テキストを指定どおりに配置することが難しいという課題がありました。Reference Proによって、ユーザーは頭の中のイメージを参照画像に託して伝えられるようになり、プロンプト作成の手間を減らしつつ生成精度の向上が期待されます。今後は、クリエイターだけでなく、個人がミームやスタンプを気軽に作り替える用途での普及がどこまで進むかが焦点となりそうです。

【サービス情報】

PixAI公式サイト https://pixai.art/ja

source: PR TIMES

Share.