岡山県最大級の技術展示商談会「おかやまテクノロジー展(OTEX)」が2025年11月12・13日に開催され、岡山大学(岡山市北区)は自大学の研究開発ポータル「岡山大学R&D Showcase2025」とデジタル分野の共創基盤「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」、さらに産学連携の相談体制を来場企業に向けて体系的に紹介しました。
会場のブースでは、R&D Showcaseの研究シーズ(研究の種)のポスターや産学連携パンフレットなどを掲示し、産学連携コーディネーターと事務職員が常駐しました。共同研究、技術相談、契約・知財の流れなど、企業が実際に連携を進める際の手順を具体的に説明し、研究者とのマッチングや面談設定にも応じたとしています。OTEX全体の来場者数は公表されていませんが、大学ブースには製造業やIT関連など地域企業を中心に幅広い業種から相談が寄せられました。
来場者からは、R&D Showcaseが「単なる情報公開サイトではなく、研究者と直接つながる入り口として期待できる」との声が上がり、OI-Startについても、デジタル技術を活用した新事業の相談窓口として関心が高まったといいます。今回の出展は、大学の研究力を地域に見える化し、大学横断のワンストップ窓口を示した点で、今後の連携拡大に向けた試金石となりました。
岡山大学は、今回得られた企業ニーズをR&D ShowcaseやOI-Startの運用改善に反映しつつ、研究成果の社会実装とスタートアップ支援を一体的に進める方針です。今後は、分野別の個別相談会や共同研究の成果報告会など、OTEXと連動した継続的な対話の場づくりがどこまで具体化するかが注目されます。
【取り組み関連情報】
岡山大学R&DShowcaseの詳細
企業課題に対する岡山大学の連携メニュー一覧
おかやまテクノロジー展(OTEX)
おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)
岡山大学 研究・イノベーション共創機構
source: PR TIMES
