Shunkan AI株式会社(東京都渋谷区)は、ITプロダクト開発の生産性を従来比10倍以上に高めるとする「AI適応開発」アプローチを公開し、この手法を実践するための「AI適応開発スターターキット」と有償の導入支援サービスを開始しました。自社SaaS「Panacel」では、従来113人月かかると見積もった開発を1人・2人月で完了し、生産性50倍相当を達成したとしています。

AI開発補助ツールの普及に対し、多くの企業では「期待したほど成果が出ない」「レビュー負荷が増える」といった課題が顕在化しており、同社は原因を「AI前提でプロセスや体制を再設計できていないこと」と分析します。AI適応開発では、①動く画面試作を先に作る「モックアップファースト」で認識齟齬を減らし、②定型コードを決定論的ジェネレーターで自動生成し、特徴的なロジックのみ人とAIで作ることでレビュー範囲を圧縮し、③認証や決済など重要領域にレビューを集中させるリスクベースの運用で工数最適化を図ると説明しています。

2025年1月から自社サービス「システムエージェント」契約企業向けに提供するスターターキットには、HTMLモックアップからの設計書自動生成、設計書を起点としたコード・テストコード生成、E2Eテスト自動化などを搭載し、まずPythonに対応します。さらに、現行プロセスの診断からAI前提プロセスへの移行設計、チーム内製化支援までを含むコンサルティングも用意しました。同社は今後、対応言語の拡大や自社サービスとの連携強化に加え、AI時代の組織設計や品質管理モデルの研究を進める方針で、AI導入後の「伸び悩み」に直面する開発組織の受け皿となるかが注目されます。

【イベント情報】

生成AIギルド「スクウェアAI」大感謝祭

会場 STATION Ai 3F(愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-32)

日程 2025年12月11日(木)13:00開場

参加費 無料

source: PR TIMES

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