長野県白馬村の白馬八方尾根スキー場が、2025年12月5日(金)にプレオープンし、翌6日(土)にグランドオープンする予定です。標高約1,400メートルの「うさぎ平ゲレンデ」を中心にパノラマコースから順次営業を開始し、全16コースを使った冬季営業を2026年5月6日(水)まで行う計画です。総滑走距離は約23,000メートル、最長滑走距離は約8,000メートル、高低差1,071メートルと国内有数の規模となっています。
今シーズンは、ゲレンデマップとシャトルバスマップをデジタル化し、スマートフォンでリアルタイムのリフト運行状況や積雪、バス位置を確認できるようにします。紙マップの印刷枚数を抑えることで、資源削減にもつなげます。また、GPSと高精度センサーで積雪量を可視化する管理システム「SNOWsat」10台を導入し、必要な場所に効率的に人工降雪を行うことで、エネルギー使用量と環境負荷の低減を図ります。
ゲレンデでは、北尾根エリアのスノーパークに加え、咲花ゲレンデにミニパークを新設し、ビギナーでも楽しみやすい地形パークを拡充します。飲食面では、2025年夏に改装した「カフェテリアYETI」などで、信州名物のソースカツ丼や山賊焼き丼、地元産そばなど地域色の強いメニューを提供します。OAKLEYのゴーグル試着拠点や、打ち上げ花火、DJイベント、音楽フェス「SNOWMACHINE japan」など、滞在型リゾートとしての機能も強化します。
運営会社は、全21基のリフトのうち約8割にあたる16基で再生可能エネルギー電力を活用するほか、ドネーション付き「POWチケット」を販売し、売上の一部を森林整備に充てるなど、脱炭素と気候変動対策を進めています。初滑り料金は大人4,800〜5,000円、子ども1,400〜1,500円(高校生まで子ども料金)とし、ハイシーズンは大人8,400〜8,700円、子ども4,250〜4,350円に設定されています。降雪状況やエネルギー価格次第で運営環境は変動するものの、デジタル化と環境配慮を軸に、安定的なシーズン運営とリピーターの獲得がどこまで進むかが焦点となります。
【スキー場情報】
白馬八方尾根スキー場
長野県北安曇郡白馬村北城
公式HP https://www.happo-one.jp/
source: PR TIMES
