築20年以上の住宅に住む全国497人への調査で、居住物件の平均築年数は35.4年、最も多い築年数帯は「25年超30年以下」(27.4%)だったことが分かりました。築50年以上の家に住む人も7.0%おり、賃貸として古い物件を選ぶケースが多い傾向です。

古い物件の魅力として最も多かった回答は「安く住める」(58.1%)で、2位は「間取りが広い」(37.2%)、3位は「雰囲気がいい」(23.7%)でした。家賃や購入価格、固定資産税など住居費の安さを軸に、「同じ予算でも広い家や好立地を選べる」というコストパフォーマンスが高く評価されています。また、和室やレトロな内装など、築年数があるからこその落ち着いた雰囲気を好む声も目立ちました。

一方、「古い物件で意外と気にならなかった点」では「内装の古さ」(23.1%)と「住宅設備の古さ」(22.9%)が上位となりました。入居前は汚れや設備の老朽化を不安視していても、リフォームや住み方の工夫で対応可能なことから、「生活の質を大きく損なわない」と受け止める人が多いようです。断熱性や防音性の不安も、実際に住んでみると「工夫次第で許容範囲」との回答が集まりました。

住宅市場では新築人気が続きますが、調査結果からは「安さ+広さや立地、雰囲気」といった付加価値を備えた古い物件に一定の需要がある実態が見えてきます。空き家や中古物件の活用が課題となるなか、適切なリフォームと情報提供によって、古い物件が選択肢として再評価される可能性が高まりそうです。

【調査・サイト情報】

調査名称:古い物件の魅力に関する意識調査

調査期間:2025年11月13日~16日/有効回答数:497人

空き家買取隊

https://akiya-kaitoritai.com/

調査結果詳細

https://akiya-kaitoritai.com/charm-of-oldproperties/

source: PR TIMES

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