サイクラーズグループのトライシクル株式会社(東京・品川区)と豊田通商株式会社(名古屋市中村区)は、企業間のリユース事業拡大に向け、2025年12月1日付で業務提携しました。企業の不要資産を別の企業の必要資産として再活用するマッチングプラットフォーム「ReSACO(リサコ)」を共同で活用し、循環型ビジネスモデルの開発と市場拡大をめざします。

両社は、製品には使用後も部品や素材、ブランドといった多様な価値が残るとし、「捨てる」のではなく再活用につなげる「マルチバリュー循環」がカーボンニュートラル達成に不可欠と位置づけています。豊田通商は1948年設立、資本金649億3,600万円の総合商社として環境戦略を掲げており、サーキュラーエコノミー分野でのリーディングプロバイダーを目指しています。

トライシクルは2019年からReSACOを開発・運用し、企業間の不要品売買を通じた資源循環の仕組みを提供してきました。同サービスは2024年に東京都の「資源循環DX推進事業」に採択され、FGLサーキュラー・ネットワークとの実証実験なども進行中で、事業性と環境効果の検証が進んでいます。

今後は、国内外の企業間リユース市場の規模拡大とともに、製品・部品・リサイクル素材を複数の市場間で循環させるビジネスモデルの構築が焦点となります。どの程度CO2削減や廃棄物削減に寄与できるか、具体的な数値実績が今後の普及の鍵になりそうです。

【サービス情報】

ReSACO(リサコ)公式サイト

https://resaco-ce.com/

source: PR TIMES

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