インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」を運営する株式会社STYZ（東京都渋谷区）は、2025年12月12日（金）14時30分から、地方銀行・信用金庫向けオンラインセミナー「地銀・信用金庫のDX推進を紐とく～シニア層も『迷わず使える』UI/UXと、インクルーシブ視点で創る新規事業～」を開催します。参加費は無料で、Peatix経由で申し込む形式です。
背景には、高齢化が進む地域で地銀アプリの利用が広がらず、主要顧客であるシニア層から「字が小さくて読めない」「操作が怖い」といった声が続く現状があります。窓口混雑の解消やDX推進が急務となる一方で、若年層向けデザインだけでは利用率向上につながっていないケースが多く、金融機関の現場では課題が長期化しています。
セミナーでは、高齢者や障がい者、外国人など多様な当事者と共創してきたCULUMUの実践を基に、「インクルーシブデザイン」という包摂的な設計思想を紹介します。開発の初期段階からデジタルに不慣れな人や身体的制約のある人を巻き込むことで、誰でも直感的に使えるUI/UXを実現する手法や、シニアの「買い物が不便」「離れて暮らす親の安否が不安」といった声を、移動支援・見守りサービスなど非金融分野の新規事業へつなげる視点を解説する予定です。
STYZは、5,000団体以上の非営利団体ネットワークと100件超の企業案件実績を活用し、調査からプロトタイピング、ブランディングまで一貫支援してきました。今回の取り組みを通じて、地域金融機関のDXを単なる業務効率化にとどめず、「シニアファースト」のサービス共創へどう発展させるかが焦点となります。今後、地方銀行や信用金庫がインクルーシブな発想を取り入れられるかどうかが、地域社会での存在意義と新たな収益源確保の両面で試されることになりそうです。
【イベント情報】
セミナー名 地銀・信用金庫のDX推進を紐とく～シニア層も「迷わず使える」UI/UXと、インクルーシブ視点で創る新規事業～
開催形式 オンライン（Zoom）
開催日時 2025年12月12日（金）14:30〜
参加費 無料
申込方法 Peatix内イベントページから事前申込
source: PR TIMES