埼玉県熊谷市のパルシステム熊谷センターで2025年12月11日、特別支援学校の生徒が作った農産物や工芸品の販売会が開かれます。時間は12時から14時30分までで、陶芸品や木工品、布革製品に加え、ブロッコリーやねぎ、さつまいも、白菜などの野菜を販売します。初開催の2023年度から3年連続で実施され、売り切れが出る人気企画となっています。
会場は宅配商品の個別セットなどを担う物流拠点の1階ロビーで、深谷はばたき特別支援学校の生徒が職員と一緒に接客します。センターではすでに同校の卒業生がセットライン業務の一員として働いており、年明けには1年生の実習も予定されています。コロナ禍で作品の販売先が減ったという学校側の相談をきっかけに、物流会社パルラインとパルシステム埼玉が連携して実施する取り組みです。
運営側は、販売会や実習を通じて生徒に「安心して働ける職場」の具体的なイメージを持ってもらうねらいがあります。パルラインでは、障害者雇用マニュアルを全社員に配付し、専門研修を受けた「ジョブコーチ」や社内資格「ジョブサポーター」220人超を配置。3,000人以上が働く中で、商品セットセンターなどに84人の障害者が就労しています。今後も特別支援学校との連携を続け、多様な人材が活躍できる職場づくりと地域での包摂的な雇用モデルの定着が進むかが注目されます。
【イベント概要】
深谷はばたき特別支援学校プレゼンツ販売会
日時:2025年12月11日(木)12:00~14:30
会場:パルシステム熊谷センター1階ロビー(埼玉県熊谷市樋春字袋田1223-3)
販売品目:陶芸品、木工品、布革製品、野菜(ブロッコリー、ねぎ、さつまいも、白菜など)
source: PR TIMES
