幼児向けおもちゃAED「トイこころ」が、12月3日に東京都千代田区・一橋講堂で開かれた「AED推進フォーラム2025」において「AED功労賞2025」最優秀賞に選ばれました。年間で最もAED普及に貢献した1件だけに贈られる賞で、北海道北見市の坂野電機工業所が受賞主体です。トイこころは2024年11月の初回販売で限定1,000個が7日間で完売し、2026年3月の再販3,000個に向け、すでに1,500件超の再販連絡予約が公式サイトに寄せられています。
AED(自動体外式除細動器)は心停止時に電気ショックを与える医療機器ですが、日本では一般市民による使用率が5%未満にとどまります。坂野電機工業所は「大人に講習で教えるだけでは行動が変わらない」との課題から、3〜5歳が遊びの中でAEDに慣れる「次世代のAED認知サイクル」づくりを掲げ、おままごと用のおもちゃとしてトイこころを開発しました。国内だけでなく米国やドイツからも購入があり、保育園・幼稚園への寄贈やイベント利用など、多様な場面で使われています。
今回の受賞を機に、開発パートナーの合同会社terasuとともに、受賞特設ページの公開や、医療従事者ら50人に聞くインタビュー企画「#50人が語る、命をつなぐストーリー」を自社メディアで展開予定です。また再販モデルでは利用者の声を反映した改良を進めるほか、街中でAEDを探す習慣を育てる「AEDみぃつけた本」の制作も進行中です。
今後は、子どもの遊びを起点に家族や地域へ関心を広げることで、現在5%未満のAED使用率を10%へ引き上げることを目標としています。トイこころの普及と関連企画が、救命行動への心理的ハードルを下げ、日本全体の救命文化を変えていけるかが注目されます。
【商品・プロジェクト情報】
トイこころ公式サイト https://toycocoro.com/
再販改良ストーリー https://toycocoro.com/4-1
AED認知委員会メディア https://aedcommittee.com/
坂野恭介Xアカウント https://x.com/AEDsamurai
source: PR TIMES
