2027年4月に導入される新たな外国人受入制度「育成就労制度」への実務対応をテーマにした無料セミナーが、2026年3月6日に開催されます。午前はZoomによる全国オンライン(10時~12時)、午後は福岡市内会場での対面形式(14時~16時)で行われ、人手不足に直面する企業の経営者や人事担当者らを対象に、制度変更への備え方を具体的に示します。
育成就労制度は、少子高齢化と人手不足を背景に、従来の技能実習制度に代わる新制度として法制化されたもので、単なる技能移転ではなく特定産業分野の人材確保と育成を目的とします。在留資格の枠組みや受入条件、日本語能力の水準、事業所間の転籍の扱いなどが大きく見直されるため、特に人手不足が深刻な業種では、2027年の施行前から自社の受入方針や体制を再設計する必要があります。
講師は、法定講習の受講者が延べ約8万5,000人以上という実績を持つ社会保険労務士法人エミフル代表社員の田口浩司氏が務め、制度の全体像と技能実習制度との違い、業界別の留意点、労務管理・コンプライアンス・日本語教育・定着支援の準備事項を解説します。また、特定技能制度との関係も含めた中長期の外国人材確保戦略についても示され、参加企業は自社向けの実務ロードマップを描くことができます。
制度開始まで約2年の猶予があるものの、企業間の人材獲得競争を見据えると、早期に制度理解と受入体制整備を進めた企業が優位に立つとみられます。今後は、省庁からの詳細な運用ルールやガイドラインが公表される見通しであり、こうした情報を踏まえて各社が就業規則や教育計画を更新できるかが、外国人材の定着と事業の安定運営を左右しそうです。
【イベント情報】
人材アルバ株式会社 セミナー「2027年施行 育成就労制度への実務対応」
開催日:2026年3月6日
形式:オンライン(Zoom)10:00~12:00/福岡会場 14:00~16:00
会場:福岡県福岡市博多区博多駅東2-17-5 ARKビル3階 ほか
申込:人材アルバ株式会社 セミナー案内ページ
source: PR TIMES
