大和ハウスグループのフジタは、2025年11月14日に第23回「建築・設備合同技術発表会」を実施し、建築部門10編・設備部門8編の計18編の論文を社内向けに発表しました。参加者は本社や全国の支店・事業部から約400人で、ウェブ会議システムを通じて視聴しました。
この発表会は、建築施工技術研究発表会(第73回)と設備技術発表会(第50回)を合わせた社内技術イベントで、1年間の優秀事例を共有し、技術力向上と全社展開を図ることを目的としています。対象は生産施設や物流施設、集合住宅、教育施設など多岐にわたり、高層建物の柱継手(柱をつなぐ部分)の新しい施工方法や、体育館の大空間空調システム、リチウムイオン電池工場の設備計画など、大規模・高難度工事に関わる技術が報告されました。
建築・設備それぞれで、最優秀賞1件、優秀賞1件、努力賞2件が選ばれ、物流向けBIM(建物情報モデル)の標準化や、ESCO(省エネ事業)工事でのコミッショニング(検証・確認プロセス)事例も評価されました。南口聡取締役常務執行役員建築本部長は「安全と品質」を技術の基本と位置づけ、病院や学校など社会に必要な建物を支える誇りと、正しい・高い技術の習得を社員に呼びかけました。今後も同社が蓄積した事例を応用し、省エネや安全性を重視した建築・設備技術を全国のプロジェクトに展開できるかが注目されます。
source: PR TIMES
