SEOツール「Ahrefs（エイチレフス）」を提供するAhrefs Pte. Ltd.は、コンテンツ評価ツール「AI コンテンツヘルパー」にGoogleドキュメントへの直接エクスポート機能を追加しました。無料アドオンとして提供され、分析結果やドラフトをワンクリックでGoogleドキュメントに出力できるようにすることで、企画から執筆、共有までのワークフローを一括で効率化します。
AI コンテンツヘルパーは、AI検索エンジンと同じ指標である「コサイン類似度」を用い、コンテンツがユーザーの検索意図にどれだけ適合しているかを自動スコアリングする点が特徴です。Ahrefsが実施した60万ページの調査では、Google検索上位20位のうち86.5％が何らかの形でAIを活用したコンテンツである一方、AI利用率と順位の相関は0.011とほぼゼロでした。この結果から、検索エンジンは「AI生成かどうか」ではなく「有用性」や「トピックの網羅性」を重視していると同社は分析しています。
同ツールは、キーワード入力による検索結果取得、検索意図ごとの自動グルーピング、リアルタイムの網羅性チェック、競合との差分分析と不足トピック提案、AIチャットによる改善アドバイス、文法チェックやメタ情報自動生成、下書き共有機能などを備えます。今回のGoogleドキュメント連携により、マーケティング担当者やライターが既存の執筆環境を変えずに、AI評価を前提としたコンテンツ制作プロセスを構築しやすくなるとみられます。今後は、他のドキュメントツールとの連携や、AI検索結果に特化したさらなる分析指標の実装が進めば、AI時代のSEO戦略の高度化が一段と加速しそうです。
【製品情報】
AI コンテンツヘルパー
製品詳細
https://ahrefs.com/ja/ai-content-helper
source: PR TIMES