俳優・のん主演のABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』が全8話すべて無料配信されており、主人公・飛鳥の復讐計画の前に立ちはだかる父の再婚相手・結城香を演じた山口紗弥加が、役作りの裏側を明かしました。香は将棋連盟専務として飛鳥を対局から締め出し、手切金まで渡す強硬な人物ですが、過去には「史上初の女性棋士」を目指した奨励会員で、最強棋士・銀次郎を父に持つという重いプレッシャーに苦しんできた設定です。

山口さんは脚本を読んだ際、「単なる復讐劇ではなく、男性優位とされる将棋界に挑む女性たちの闘いと“挑戦”がテーマだと感じた」と語り、壮絶な人生を背負う香を表現するため、ヘアメイクや衣装も含めてスタッフと何度も話し合いを重ねたと明かします。劇中で香が髪を刈り上げ「女性を捨てる覚悟」を示す場面は、SNS上で「辛すぎる」「悪い人じゃないのかも」と反響を呼びました。

将棋については「神聖で、知力・体力・精神力を懸けた“命懸け”の勝負」と表現し、プロ棋士の対局を研究する中で、その緊張感を香の佇まいにまとわせようと意識したといいます。一方で、対局後に互いをたたえ合う「感想戦」の存在から、将棋を「特別で神聖な競技」と再認識したともコメントしました。

のんが演じる飛鳥については、「勝ちよりも心震える一局を求めている姿に強烈に共感した」とし、その恐れを知らないまなざしに現場で何度も心を動かされたと回想。第2話の雨中の手切金シーンでは、予報外の霧雨が本番中に降り出し、ずぶ濡れになりながらの撮影になったものの、「飛鳥の心情にぴったりの空模様だった」と語り、天候さえ味方にするのんの“俳優魂”に感嘆していました。

撮影現場では、中村獅童との共演も印象的だったといい、オフでは「豪快で愛嬌たっぷりの昭和のスター」として場を和ませながら、カメラの前では一転して“殺気”すら感じる天才棋士・彰一を体現する姿に圧倒されたといいます。山口さんは、視聴者には飛鳥の復讐を楽しむと同時に、登場人物たちの過酷な挑戦を最後まで見届けてほしいと呼びかけています。ABEMAでは現在、全8話を無料で公開中です。

【作品情報】

ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』

全8話・無料配信中

トップページ https://abema.tv/video/title/90-2038

第1話 https://abema.tv/video/episode/90-2038_s1_p11

source: PR TIMES

Share.