日本サーチファンド(J-Search)は、阿波銀行および日本M&Aセンターホールディングスと共同で、「阿波サーチファンド1号投資事業有限責任組合」を設立しました。ファンド総額は10億円、運用期間は10年で、徳島県を中心とする中小企業の事業承継型M&Aを支援します。
同ファンドは、J-Searchが無限責任組合員(GP)、阿波銀行と日本M&Aセンターホールディングスが有限責任組合員(LP)として出資します。資金の使途は二つで、経営者を目指す個人(サーチャー)の企業探索に必要な活動資金と、地域の中小企業に対する事業承継・M&A投資資金です。サーチファンドとは、将来の経営者候補が投資家から資金を集め、買収先企業を探して承継する仕組みを指します。
徳島を含む地方では、人口減少や経営者高齢化、後継者不在により事業承継の課題が深刻化しており、阿波銀行はこれまでもグループ各社や日本M&Aセンターと連携して支援を行ってきました。J-Searchは2024年10月設立の地域特化型サーチファンド運営会社で、南九州・北海道・北陸に続く4本目の地域ファンドとなります。今後も各地の金融機関と連携してファンド網を広げる方針で、地方の中小企業の存続と雇用維持にどこまで寄与できるかが注目されます。
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source: PR TIMES
