民間学童保育を運営するウィズダムアカデミー(東京都豊島区)は、創業15周年を機に、AIとSEL(社会性と感情の学び)を軸とした「次世代放課後モデル」を導入し、2026年4月1日から本格提供すると公表しました。対象は3〜9歳の子どもを中心とした学童・アフタースクール利用者で、2026年1〜3月のプレ利用と先行登録を順次受け付けます。

背景には、共働き世帯の増加などにより学童保育ニーズが高まる一方、「預かり」だけでなく学びの質を求める保護者の声があります。同社は放課後を「未来につながる学びの時間」と再定義し、人格形成期(3〜9歳)を「ブースター教育」と位置づけ、非認知能力(テストでは測りにくい主体性や協調性など)を育てる教育ステップを体系化しました。

新たなスタンダードとして、①ブースター教育、②3つの力を育む新コース制度、③固定曜日に縛られない「セレクト4」の3本柱を導入します。新コースは、感情ワークショップなどで自己理解を深める「SELコース」、AIの基礎概念や商品開発体験などを行う「AI学びコース」、英語探究タイムや子ども哲学対話を行う「グローバルコース」の3種類で、預かりと習い事を一体化し、月謝負担の抑制も狙います。

利用日数の柔軟化を図る「セレクト4」は、1カ月のうち自由に4日を選べるプランで、シフト勤務やリモートワーク、他の習い事との併用、短期間の「お試し利用」に対応します。全国では2025年12月時点で直営校14校、英語アフタースクール5校、共同運営校1校を展開しており、こうした新モデルを順次展開する見通しです。AIと非認知能力教育を組み合わせた放課後の新サービスが、今後どこまで一般的な学童モデルとして広がるかが焦点となります。

source: PR TIMES

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