ショート動画プラットフォームTikTokの「TikTokトレンド大賞2025」で、アニメ『呪術廻戦』が大賞に選ばれました。「#呪術廻戦」「#jujutsukaisen」を付けた動画は合計160万件を超え、総再生回数は67億回以上(日本語・英語ハッシュタグ合算)に達しており、国内外のユーザーの支持を数値で裏付けています。授賞式には声優の榎木淳弥さんや、俳優・アーティストとして活動し3月に公式TikTokアカウントを開設した、のんさんが登壇しました。

インパクト・ソング部門賞は、アイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」の楽曲「超最強」が受賞しました。TikTokでの総再生回数は2025年11月時点で26億回を突破し、夏の人気曲を集計した「Songs of the Summer 2025」で1位を獲得するなど、投稿動画やコラボ動画を通じてポジティブな連鎖を広げました。

ヒット作品部門賞は映画『8番出口』が受賞し、社会問題を扱いながらも娯楽性の高いストーリーが注目を集めました。「#8番出口」は4.3億回以上再生され、考察動画が多数投稿される“分析ブーム”を生んだとみられます。

このほか、ハッシュタグ部門賞では学び直しコンテンツの広がりを示す「#大人の学び直し」が総再生1.4億回超で選出されました。ヒットアイテム部門賞には、おからを使ったヘルシークッキー「OKARAT」が入り、フードロス削減にもつながる商品としてTikTok Shopを中心に話題となりました。ホットワード部門賞は、m-flo「come again」を軸にした「平成リバイバル / come again」で、同曲を使った動画の総再生回数は10億回に達し、2000年代カルチャー再評価の流れを象徴しています。

今回の結果から、アニメや映画、音楽だけでなく、学びや食品など生活全般の領域でTikTok発のトレンドが生まれていることがうかがえます。今後は、プラットフォーム上での再生回数や投稿数が、作品や商品、さらには社会的テーマの浸透度を測る指標として、これまで以上に重要性を増していくと考えられます。

source: PR TIMES

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